スマートフォン内蔵の GPS の精度は数メートルです。センチメートル単位で測るには、次の 3 つがそろっている必要があります。
1. RTK GNSS 受信機
RTK に対応した外部の受信機を、Bluetooth LE または Wi-Fi でスマートフォンに接続します。マルチバンド受信機(L1 + L2 または L1 + L5)は最も早く Fix します。GNSS 受信機の選び方とGNSS 受信機を接続するをご覧ください。
2. NTRIP 補正のアカウント
RTK は、受信機の信号を、位置がわかっている基準局(現在地からおよそ 20〜30 km 以内)の信号と比べることで機能します。そのデータを配信するのが NTRIP 補正サービスです。アカウントは次のところで入手できます。
- 国や大学などが運営する CORS 網。 多くの国や地域が運営しており、登録すれば無料で使えることがよくあります。
- 民間の RTK サービス。月額または年額のサブスクリプションで利用でき、たいていはより広い範囲をカバーしています。
- 自前の基準局、または近くのコミュニティのキャスター。
サービスから、アプリに入力するキャスターのアドレス、ポート、ユーザー名、パスワードが提供されます。RTK 補正の設定(NTRIP)をご覧ください。
3. 測定中のスマートフォンのインターネット接続
アプリは補正情報をスマートフォンのインターネット接続(モバイルデータ通信または Wi-Fi)で受け取り、受信機に渡します。補正情報は測定している間ずっと届き続ける必要があり、途切れると受信機はまもなくセンチメートル級から外れます。現場では、通常、作業する場所でモバイルデータ通信の電波が届いている必要があるということです。
受信機が自分で補正情報を受け取れる場合(自前の基準局からの無線や、受信機自身の SIM カード経由など)は、スマートフォンのインターネット接続は必要ありません。
あとは Fix を待つ
3 つがそろえば、空が開けた場所なら受信機はたいてい 1〜2 分で センチメートル級(RTK Fix解) に達し、各点には受信機自身の推定精度が記録されます。測位レベルと精度をご覧ください。Fix しない場合は、RTK が Fix しないのはなぜ?をご覧ください。